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概日リズム睡眠障害について

概日リズム睡眠障害とは?

人は体内時計の制御を受け、概ね一定した睡眠と覚醒のリズムを保って社会活動をしています。この体内時計が外界お24時間周期に同調できなくなった場合、眠りたい時間に眠ることができず、起きたい時間に目覚めることができなるなります。
学校や仕事があるからと、無理に外界お時刻に適応しようとすると、日中の強い眠気や倦怠感・頭痛・食欲不振などの身体の不調が現れてきます。
こういった体内時計周期と外界周期の不調和によって生ずる睡眠障害を概日リズム睡眠障害と言います。概日リズム睡眠障害は、不登校や就労困難、身体不調として表現されるため、しばしば心理的原因や他の精神疾患として扱われてしまうことが多い疾患です。ここでは、概日リズム睡眠障害の臨床的特徴や治療法について説明していきましょう。

概日リズム睡眠障害の分類

睡眠障害国際分類では、下記のように9項目に分類しています。

1.概日リズム睡眠障害、睡眠相後退型(睡眠相後退障害)
2.概日リズム睡眠障害、睡眠相前進型(睡眠相前進障害)
3.概日リズム睡眠障害、不規則睡眠―覚醒型
4.概日リズム睡眠障害、自由継続型(非同調型)
5.概日リズム睡眠障害、時差型(時差障害)
6.概日リズム睡眠障害、交代勤務型(交代勤務障害)
7.身体疾患による概日リズム睡眠障害
8.その他の概日リズム睡眠障害(特定不能な概日リズム障害)
9.その他の概日リズム睡眠障害、薬物または物質によるもの

時差型と交代勤務型は、体内時計機能の異常ではなく、時差地域への急速な移動や夜勤など、内因性生物リズムに逆らったスケジュールで生活することで生ずる睡眠障害です。一方、体内時計自体の異常により、外界のリズムとの間にズレが生じてしまう睡眠障害が、睡眠相後退型・前進型、自由継続型、不規則睡眠―覚醒型となります。ここでは、臨床上重要な睡眠相後退型と時差型について説明していきます。

睡眠相後退型

寝坊の女性

健常者では、夏休みなどの長い休暇で夜更かし朝寝坊の生活を続けていても、学校や仕事が始まれば、数日間の辛い起床や日中のだるさを経験した後、だんだん従来の社会的リズムに適応していきます。しかし、睡眠相後退型患者は夜更かし朝寝坊のまま定着してしまい、元に戻せなくなってしまいます。そのため、眠りたい時間に眠ることができず、遅い時間まで起きられなくなります。それが望む時間帯であれば、睡眠そのものは安定していると言えます。
睡眠相後退型の睡眠開始は、社会的に望まれる時間帯より2時間以上遅れ、典型的には午前3~6時まで後退し、目覚めは正午前後となります。社会的なスケジュールに合わせるために無理に起床すると、午前中は強い眠気の中にあり、頭痛・倦怠感・食欲不振といった身体不調を伴います。また、しばしば、朝方において、睡眠酩酊と呼ばれる錯乱を伴った覚醒困難を引き起こします。
これらのことから、社会生活に困難・支障をきたすことで、うつ状態やうつ病を呈したり、早く眠るために睡眠薬やアルコールに依存・乱用するなど、二次的な障害に発展することも多く、注意が必要となります。
治療法としては、非薬物療法、薬物療法があります。下記で説明していきます。

非薬物療法

非薬物療法には時間療法と高照度光療法があります。
体内時計の固有の周期は約25時間なので、睡眠相を前進させるより後退させるほうが容易です。この生理的な機能を利用して、毎日3時間ずつ入眠する時刻を遅らせて、患者の望む時間帯に睡眠相をリセットする方法が時間療法です。しかし、固定した睡眠相を維持することが難しい場合が多いため、補助的な治療法という位置づけとなっています。
高照度(2500ルクス~3000ルクス、コンビニの店内の明るさ程度)の光を主観的な夕方に浴びると、概日リズムの位相が後退し、主観的な朝に浴びると位相が前進する特性があります。これを利用して、概日リズムを望む時間帯に調整する方法が高照度光療法です。
朝、起床後に2500ルクス以上の高照度光(太陽光でも可)を1~2時間照射します。照射中は開眼状態を保ち、1分間の内、数秒間は光を直視させます。照射中の入眠は禁止ですが、睡眠相後退型患者が早朝に起床すること自体が難しくなっているので、無理のないスケジュール調整を考慮する必要があります。

薬物療法

薬物療法ではメラトニン、ビタミンB12を用います。
内因性のメラトニンは体内時計の指令によって、夜から朝にかけて松果体から分泌されているホルモンです。そのメラトニンを外部から投与した場合は、体内時計に作用し、睡眠・覚醒リズムの位相を投与するタイミングに応じて変化させます。午後から夕方にかけての投与は位相を前進させ、早朝から午前中の投与は位相を後退させます。
睡眠相後退型患者には、望ましい入眠時刻の数時間前にメラトニンを服用することで、位相前進効果が認められますが、そのタイミングや投与量に関しては一定の見解は得られていないのが現状です。
ビタミンB12に関しては、光などの生体リズムの同調因子に対する感受性増進作用、生体リズム周期の短縮、徐波睡眠促進作用を有すると示唆されており、睡眠相後退型患者に対して用いられます。

時差型(時差症候群)

時計

海外旅行でアメリカやヨーロッパを訪れた際、時差ボケを経験された人は多いでしょう。時差が数時間以上ある地域への移動は、内因性の概日リズムと、渡航先での明暗周期や社会的リズムとの間にズレを生じさせます。そのズレは、睡眠障害(中途覚醒・入眠困難)や日中の眠気、精神作業能力低下、疲労感、食欲低下などの症状を引き起こします。
症状の出現には個人差がありますが、5時間以上の時差のある地域に旅行した場合、ほとんどの人に生じると言われています。時差症候群は、飛行後1~2日程度から始まる一時的な病態です。概日リズムが現地時間に合わせて調整されるには、1時間帯域あたり1日かかると推測されています。
症状の重症度と持続時間は、時差の大きさに比例して大きくなります。また、概日リズムの前進が必要な東への飛行(アメリカ向き)のほうが、西への飛行(ヨーロッパ向き)よりも調節が難しく、症状が重くなります。
若い人よりも高齢の方のほうが、症状が重く、回復にも時間がかかります。また、夜型の人は、西への飛行での順応は高く、東への飛行は順応は悪くなります。朝方の人は、これとは逆になります。

治し方

時差のある地域での滞在が1週間以上になる場合には、睡眠や食事、社会的活動などの同調因子を、現地のリズムに合わせることが重要となります。逆に2~3日の短い滞在の場合は、日本時間に合わせたほうが、帰国後の負担も軽くなります。
主な治し方として、睡眠相後退型の項で述べた高照度光照射を利用します。ここで重要なのは、それぞれの地において、位相の前進あるいは後退のどちらが良いのかを判断することです。日光を積極的に浴びるのか、避けるのかを判断し、選択します。
たとえば、西への飛行で時差8時間のヨーロッパへ渡った場合、現地の朝から昼過ぎは、日本での夕方から夜(午後3時~11時)にあたるので、積極的に太陽光を浴び、それ以降は(日本の深夜から朝方の時間)濃いサングラスをかけるなど太陽光を避けるようにします。そのおかげで、位相後退反応を起こし、体内時計の再同調を促進します。
現地での時差による睡眠障害は一過性のものが多く、日中の眠気を助長しないためにも、超短時間作用型あるいは短時間作用型の睡眠導入剤が有用です。アルコールとの併用は厳禁です。
その他にも、睡眠不足は時差症状を悪化させるので、飛行機内で可能な範囲で睡眠をとるのは有用となります。しかし、飛行機内で十分すぎるほどに睡眠を確保してしまうと、到着地での第1夜の睡眠が難しくなる可能性があるので注意です。特に西への飛行の場合、あえて睡眠不足気味にすることで、到着地での睡眠をスムーズにすることができます。

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