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不眠解消サプリメントランキング2014版

高齢者の不眠症

加齢に伴う生理的な睡眠の変化

不眠症という病気にならなくても、加齢に伴って、睡眠状態は「質」「量」「リズム」のすべてが変化していきます。
まず、睡眠の「質」は全体的に悪くなります。具体的には、深い睡眠が減少して浅い眠りが増え、中途覚醒が増加して睡眠効率が低下します。次に、睡眠の「時間」は若い頃に比べてやや短くなります。適切な睡眠時間に関しては個人差が大きく、決して「○時間眠らなければならない」ということはありません。日中の生活や仕事などに支障がないことが、適切な睡眠時間を確保できているという一つの目安になります。そのため、若い頃より睡眠時間が減っていても、日中の活動に支障がなければ問題はありません。そして、睡眠の「リズム」は前進、すなわち早寝早起きとなります。このリズムの前進のために高齢者では就床時刻が徐々に早まり、それに伴って離床時刻も早くなります。ただし、就床時刻ほどには離床時刻は早まらず、結果的に床に就いている時間は長くなります。一方で、睡眠時間は減少するために、高齢者では、若い頃よりも長く床に就いているにもかかわらず、若い頃よりも眠れない(実際に眠っている時間は短い)状態となり、自身の睡眠状態に対して「若い頃よりも眠れなくなった」「若い頃のように眠りたい」などの不満を持ちやすくなります。この不満を和らげるためには、これらの変化は病的なものではなく、加齢に伴う生理的なものであると理解し、受け入れることが大切です。
睡眠状態が悪いと感じている人ほど、少しでも早く眠れるようにと、眠気がないにもかかわらず、早めに就床しがちですが、それによって実際に眠っている時間がますます乖離して、さらに不満を感じやすくなります。この悪循環がひどくなると、「今夜は眠れるだろうか」と過度に不安になって「何としてでも眠らなければならない」という緊張状態のために、ますます眠れなくなる精神生理性不眠症という病気になってしまいます。これを防ぐためには、”実際眠っている時間/床に就いている時間”が小さいほど睡眠状態が悪いと感じやすいため、必要以上に床に就かないこと、すなわち「眠くないのに床に就かない」「眠くなったら床に就く」といういうことが重要になります。

高齢者における不眠症

高齢者では若年者よりも不眠症になる頻度が高くなります。日本の一般成人を対象とした調査によると、不眠を訴える割合は60歳未満では約20%であったのに対し、60歳以上では約30%にのぼり、特に中途覚醒および早朝覚醒は若年者の約2倍の頻度で認められています。一方で、入眠困難を訴える割合は若年者とあまり変わらず、これらのことから、高齢者では睡眠の導入よりも睡眠の維持に障害をきたしやすいといえます。
高齢者で不眠症が多くなる理由として、そもそも加齢に伴い自然と睡眠状態が悪くなっていくことに加えて、高齢になると種々の身体・精神疾患を抱えている場合が多くなり、いわゆる不眠の原因5つのP(身体疾患に伴うもの:Physical、生理学的なもの:Physiologic、心理学的なもの:Psychologic、精神疾患に伴うもの:Psychiatric,薬理学的なもの:Pharmacologic)が増加することが挙げられます。身体疾患としては、循環器疾患や呼吸器疾患による呼吸困難感、糖尿病や整形外科的疾患によるしびれや疼痛、泌尿器科的疾患による頻尿、皮膚疾患による痒みなど、また精神疾患としては、うつ病や認知症、不安障害などがあります。また、身体疾患に対して処方されている薬剤、例えばステロイド製剤などによって不眠が引き起こされることがあります。5つのPの概念で大切なことは、”不眠=不眠症”だけではないということです。不眠の背景に何らかの身体・精神疾患が隠れている可能性があり、不眠をみたら背後にそれらが存在していないかを常に注意しておく必要があります。
そのほかにも、高齢になると睡眠と覚醒のリズムに乱れが生じてくることも高齢者で不眠症が増える一因となります。ヒトでは規則正しい睡眠と覚醒のリズムを維持するために、昼夜を区別する時間的な手がかり、すなわち同調因子を必要としますが、一般に高齢になると同調因子を得ることが難しくなります。光(特に太陽光)や運動、日中活動などが同調因子となりますが、高齢になると退職して社会活動が少なくなったり、加齢や病気などによる身体機能の低下のために日中活動が制限されることなどにより、それらの同調因子を得る機会が少なくなります。その結果、睡眠と覚醒のリズムが不明瞭化し、昼夜のメリハリがなくなって、日中に眠くなったり、不眠症になりやすくなります。
治療法としては、睡眠衛生の指導、睡眠薬による薬物治療があげられます。

認知症における不眠症

高齢になると不眠症になりやすくなりますが、認知症になるとその傾向が一層強まります。非認知症高齢者に比べると、認知症高齢者では、不眠症だけでなく、後述するレム睡眠行動障害や、むずむず脚症候群の頻度も増加します。アルツハイマー型認知症では、睡眠時無呼吸症候群の合併が注目されています。これらにより、夜間睡眠が悪化して日中に強い眠気が出現するようになり、日中に活動性が落ちたり昼寝をしたりすることで、ますます夜眠れなくなるという悪循環に陥ります。
認知症における不眠症の治療を考えるうえで大切なことは、多くの背景に睡眠・覚醒リズムの障害を伴っている点です。その原因としては、認知症になると、同調因子を得ることがさらに難しくなることに加えて、神経系や内分泌系に異常をきたすようになることが挙げられます。ヒトの体内時計の中枢は視床下部の視交叉上核にあり、そこで規則的な周期性をもった睡眠・覚醒リズムが生み出されています。松果体で産生メラトニンはそのリズムを調整しており、日中の光により産生が抑制され、夜になって光がなくなると産生が増加して催眠作用を呈するようになります。そのほかに、深部体温の日内変動も睡眠・覚醒リズムの形成に関与しています。認知症(特にアルツハイマー型認知症)では、視交叉上核の神経細胞の減少、松果体におけるメラトニンの分泌量の低下、深部体温リズムの平坦化などが起こりやすく、睡眠・覚醒リズムが大きく障害されます。
このような背景があることから、認知症における不眠症に対する睡眠薬の効果は限定的をなります。やむをえず睡眠薬を使用する場合は、副作用に注意しながら最小限の使用にとどめます。治療法としては、副作用の出現しにくい抑肝散や酸棗仁湯などの漢方薬、より積極的に光の同調因子を増やす目的で、照射装置を使って高照度の光を浴びる高照度光療法があります。

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